水虫

水虫とは

水虫は4種類あります。
・趾間(しかん)型…足の指の間の皮が、湿って白くふやけたようになり、乾くと皮がむけます。痒みは比較的少ないタイプです。
・小水疱(しょうすいほう)型…土踏まずや足の外側のへりに、小さな水ぶくれができ、激しいかゆみを伴います。水ぶくれは破ると液がでますが、やがて白くカサカサに乾き、皮膚がボロボロと向けてきます。
・角化(かくか)型…かかとなど角質層が厚いところに、白癬菌が奥深く入りこんで皮膚が硬くなり、やがて足の裏全体に広がっていくタイプです。かゆみはありませんが、冬、乾燥すると、ひび割れが起こり、痛みが出ます。
・爪白癬(つめはくせん)…爪も皮膚の一部なので水虫になります。かゆみはなく、爪が白く濁り、厚くなります。放っておくと爪がもろくなり、ボロボロになります。

原因

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が原因で起こります。白癬菌は、人の皮膚の最も外側にある角質層の成分であるケラチンを栄養にして繁殖します。

治療

お薬としては、外用薬による治療が一般的です。液タイプ、クリームタイプ、スプレータイプといった種類があります。
そのため、患部の症状に合わせて使い分けることができます。一度水虫になってしまったら、薬を塗らないと治らないため、症状がよくなったあとも、少なくとも3ヶ月間は薬を塗り続けることが必要です。
お風呂上りは、角質層の水分量が高くお薬が浸透しやすくなっているので、お風呂上りにしっかり塗ることを心がけましょう。

予防として、1日1回は足を丁寧に洗う、足の裏を健康に保つ、通気性の良い靴や靴下を履く、感染を防ぐといったことを心がけましょう。

引用元:ふれあいだより71号