喘息

喘息とは

代表的な症状として繰り返す咳や息苦しさなどがあります。これらは気道が常に炎症が起きていたり、ほこりなどの刺激に対して過敏になっていたりすることで起こります。気道の炎症が長びくと、その部分の粘膜が厚くなって気道を狭め、さらに呼吸がしづらくなることがあります。

原因

アレルギーの原因となっている抗原との接触、かぜ、過労、ストレス、ペット、天候、運動、たばこの煙、強い臭い、冷気、飲酒、月経など、があげられます。症状がないときでも気管支の粘膜には炎症が起きていて、少しの刺激にも敏感に反応してしまい発作がおきることになります。

治療

起こってしまった発作を鎮める「発作治療薬」と、発作が起こらないように毎日継続する「長期管理薬」を使い分けましょう。

・発作治療薬…短時間作用性吸入β₂刺激薬

 内服薬、吸入薬、貼り薬、注射薬などさまざまあり、目的や患者様の好み・年齢などに応じて使い分けがされます。

・長期管理薬…吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入β₂刺激薬、テオフィリン徐放製剤、抗アレルギー剤

長期管理薬は体調が良くても自己判断で中止・減量せず、医師と相談しましょう。

また、喘息の治療目標は発作の無い生活を送り、呼吸機能を正常に保つことです。そのためには長期管理薬を正しく使うことが大切です。長期管理薬と発作治療薬を決められたとおりに使用して、しっかり症状をコントロールしていきましょう。

引用元:ふれあいだより34号
    ふれあいだより49号