骨粗鬆症

骨粗鬆症とは

骨の中心の“骨梁”という柱が細くなったり折れたりして骨の量が減り、骨がスカスカになります。自覚症状はほとんどありませんが、この状態では体の重みやくしゃみなどのちょっとした衝撃で背骨がつぶれる“圧迫骨折”が起こりやすくなります。

原因

加齢や閉経、運動不足や偏食などの生活習慣、病気(甲状腺機能亢進症など)、薬(ステロイドなど)が原因に挙げられます。ステロイドも治療に必要な薬のため、他の病気でステロイドを服用中の骨粗鬆症の方は自己判断で薬を中止せずに、主治医に相談してください。

治療

薬物療法が中心となり、使う薬は以下の薬が挙げられます。

●骨の壊す働きを抑える薬

ビスホスホネート製剤(BP剤)、選択的エストロゲンら受容体作動薬、女性ホルモン剤(エストロゲン)

ビスホスホネート製剤(BP剤)使用中に抜歯など歯の治療を受けると、ごくまれに“顎骨壊死”や“顎骨髄膜炎”を起こすことがあります。定期的に口腔チェックや口内清掃を受けることで予防できると考えられます。

●足りない栄養素を補う薬

ビタミンK₂製剤、活性型ビタミンD製剤/カルシウム製剤

骨粗鬆症の予防のために、カルシウムやビタミンDを積極的にとりましょう。

引用元:ふれあいだより46号

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