緑内障
緑内障とは
見えない部分(視野の欠損)が知らない間にじわじわと広がっていきます。一度欠損した部分は元に戻らないため、放置しているとやがて失明することもあります。
進行すると、「読書がしにくい」「文字が書きづらい」「運転がしにくい」といった症状が出やすくなり、急激に進行した場合は、激しい目の痛み、頭痛、嘔吐などを伴うことがあります。
原因
緑内障は3つのタイプがあり、そのうちの開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障は、眼圧(眼球の内側の圧力)の上昇などにより、視神経が圧迫され傷つくことで起こります。眼圧は房水という透明な液体で調節されています。正常眼圧緑内障は、もともとの隅角構造や加齢により視神経が弱くなって傷つくことで発症します。

治療
・房水の排出を促進するタイプ…キサラタン点眼液、タプロス点眼液など
・房水の産生を抑制するタイプ…チモプトール点眼液、エイゾプト懸濁性点眼液など
・上記二つの配合剤…デュオトラバ配合点眼液、コソプト配合点眼液など
点眼薬では視野を回復させることはできませんが、毎日正しく使用することで緑内障の進行を抑え、視野を維持することが出来ます。また、薬物療法だけでは十分に眼圧が下がらない場合や緑内障のタイプによっては、レーザー治療や手術なども検討されます。
引用元:ふれあいだより62号
